ひとす@PNG
2010年1月パプアニューギニアに派遣された青年海外協力隊・理数科教師の活動記
10/17 副職?本職?

パプアに40年住んでいる日本人女性Sさんがいる。

Sさんの仕事は自動車販売。現在経営は彼女の娘さん夫婦に受け継がれている。

Sさんはとてもホスピタリティーに溢れた人で、なにかあるたびにココポに住むボランティアを食事会に招いてくれる。

パプアで一番おいしい食べ物は彼女の作るごはんだ。
ココポ隊員でよかったと感じるのもそこでうまい飯を食えるときだ。

さて、Sさんには孫が2人いる。小1と幼稚園くらいかな。

ちょっと前、Sさんからボランティアに家庭教師のオファーがあった。

私の同期隊員2人がそれを引き受けた。

それからしばらく経って、私のところに水泳のコーチのオファーが来た。

今日がその初日、お友達3人も合わせて、ちびっ子が全部で5人。

こんなちっちゃい子教えたことないし、海だし、道具もないし難しいだろうなと思ったが、

なんとか母親とシニアボランティアのNさんの協力も得て、グライドキック、前あわせクロールなどを教えることが出来た。

(Nさんというのは私の泳ぎ仲間です。ラバウルで医療品倉庫管理をされています。この方は泳ぐのが好きで毎週泳いでいるので、私もたまに混ざって泳ぎつつ、教えている。はじめは素人だったが、4種目ももうすぐマスターしそうなほど上達して、今では立派なスイマーになった。)

子供たちのほうも、水に慣れているようで、上達が早かった。

お母さんにしがみついている子が腕をほどいて、必死でバタ足して向かってくる様子がかわいかった。

「I swim in this way!」と言って、背面キックをするやんちゃな女の子もいた。なかなか困らせられたが、これはこれでかわいいかった。

老若男女、世界中どこでも、スポーツは人を繋いでくれる。

10/14 Gyafun.

近況。
今週から6週間、現地人と同居生活が始まった。
VUVUの卒業生でコンピューターの専門大学生でVUVUで実習中。
今回は何事も無いことを祈る。

学校はまだG10と12だけの授業。

自分はナショナルエギザムの試験監督があるだけ。

なので今はコンピューターの教科書作りを黙々とやっている。

教科書的なものは他にもあるが、文字がやたら多く、難しいし、機能の解説をしているだけで演習がなく、結局誰も使ってない。

そこで、超分かりやすく、誰でもできる&教えられる、演習中心のやってて楽しい教科書を作ることにした。

来年からはその教科書を元に授業を行い、他の先生にもその教科書を使ってコンピューターの授業をできるようにしてもらおうと思っている。

そして新たに、数学の授業を持たせてほしいと進言した。

ブラザー「日本ジンハ 英語ガ 下手ク~ソナノデ、使エ~マセン」

的なことを言われたが、

「いや、日本人は現地人が持っていないアイデアを持っている」
「暗記中心の授業ではなく、考えさせる授業をとりいれたい」

ということを言い返してなんとか持たせてもらえることになった。
現地の数学教師は負担が減るのでかなり喜んでくれた。

 

コンピューターの授業はボランティアにお任せ状態、ボランティアはただのその場しのぎのマンパワー状態として扱われているのは向こうのニーズではあるが、それだけでは物足りなかった。

来たからには何か足跡を残していきたい。

「技術移転」というやつだ。(ボランティアの間では頻出単語。)

 

エギザムが終わればG10、12はホリデイ。なんかもう一年経ったという感じの今日この頃。

来年、バリバリ数学おしえーの、英語ペラペラーの、数学の補助教材つくりーの、インサービスしーの、という姿を描いている。

そして、ブラザーに「ぎゃふん。」と言わせたい。

10/4 クライシス

学校始まって以来のクライシス?

学校のお金がなくなったらしい。

電気が止められ、ジェネレーターも壊れ、ポンプが回らないので水も出ない。食べ物もなくなり、わずかにあった米も何者かに盗まれた。

現在、G9、11は自宅待機。学生寮も15人程度しかいない。

昨日はその残った寮生らと真っ暗の中、携帯のライトを照らしながら、夕飯のキャッサバを食べた。

財政難の原因は、生徒の学費未払い、教育省からの援助が少ない、学校の運営者が適当などだ。

他の州は鉱山や、パームオイル工場などで儲かっているらしいが、うちの州は貧乏らしい。

学校は前から金がないと言っていたが、まさかここまでとは。

ちなみにこんな中、明日からG10のナショナルエギザムが始まります。めっちゃ大事なテストなんだけどな。

クライシス、クライシス、みんな言ってるけど、あんまり深刻そうな顔をしないんだよな~。半笑い。

とかいう俺もこういうハプニングに慣れてきて半笑い。