ひとす@PNG
2010年1月パプアニューギニアに派遣された青年海外協力隊・理数科教師の活動記
9/17~21 涙のスキューバダイビング 感動編

家に帰った2人は疲れきっていた。

(ココポの女子校の理数科隊員Tの家に泊まっている)

宿題で出されていた、スキューバの教科書を読んでいるととんでもないことが書いてある。

呼吸は絶対に止めてはいけない!肺が破裂する!
急浮上してはいけない!減圧症というおそろしい病気になる!

アイダは一言もそんなこと言ってないぞ!

H「肺が痛い・・・」

まさか・・・減圧症!?

さらに足が痛い、腰が痛い、首が痛い、アイダが怖いという症状もあり、完全に心が折れていた。

無理もない。耳抜きすら結構つらそうだったし。俺は水泳部だからなんとか出来たのかもしれない。水泳やってなかったら俺もリタイアしていただろうな。よし、お前の仇は俺がとっちゃる!(※死んでない。)

【2日目】
今日は2本やると言っていたが1本になった。

「Take it easy!(楽に行こうぜ!)」なんて言ってやがる。

アイダとマンツーマンで海に入る。

どんなスパルタなレッスンかと思ってると、水中でマスククリーンの練習だった。他にはウエイトを外してつけたり、予備のレギュレーターを相手にくわえさせたり(間接チューだが嬉しくない)・・・

こ、これって初日にやるメニューじゃね・・・?

「パーフェクトだ!みんな最初できないけど、お前はすごい!」

最初じゃないからなぁ・・・。

【3日目】
今日も2本から1本になった。スケジュール適当すぎ。

他の客と一緒にボートに乗って島に行った。みんな英語でしゃべるもんだからイエローモンキーは引け目を感じていた。
一緒に乗っていたドイツ人の女の子がかわいかった。やっぱメリーの肌は白に限りますな。もし英語がペラペラだったら・・・くぅ。

途中なんとイルカの大群に出くわした!

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何十匹というイルカがいた。そしてボートと一緒に遊んでいた。

感激だ。こんなに近くで生イルカにあえるなんて。

そして今回のダイブは海に沈んだ日本軍の戦車を見ようというものだった。

一緒に乗っていたオーストラリア人やドイツ人に、「おい、お前んとこの戦車だぞ!」と茶化された。第二次世界大戦中の人達はこんな光景想像できないだろうなと思った。

サンゴと色とりどりの魚の中に二台の戦車が並んで座っていた。役目を終え、戦争の傷を癒していたかのようだった。

残念ながらHに借りていた防水カメラを壊してしまい、カメラに収めることは出来なかった。そしてカメラを壊したという自責の念に駆られていたので、またもや心の底から楽しめないでいる自分がいた。

【4日目】
最終日。

再びボートで島へ。毎回別のポイントに連れて行ってくれたのはよかった。

一本目30mくらいまで潜った。なんと!カメがいた!カメェェェ!

ひらひらと泳いで、すぐに奥の暗闇に消えてしまった。

カメって実在するんだ。というのが感想だった。

頭で分かっているのと目で見るのとでは違うな。水族館で見るのも違う。見た人じゃないと分からん感動がある。

二本目、なんと!サメがいた!サメェェェェ!

流線型のボディが美しい。そして泳ぎ方も直線的な泳ぎじゃなく、縦横無尽に泳ぎ回るといった感じだ。他の魚達とは違う、超絶した存在だ。

サンゴも見ていて飽きない。水深が深いと浅瀬のサンゴとまったく違った顔ぶれになる。何百年もかけて作られているサンゴは深ければ深いほど、大きく、原始的。

綺麗というよりも、今まで見たことの無い不思議な色、形。ナウシカのフカイを思い出した。どんな芸術家でもこうゆうものは作れないだろうな。自然の偉大さを改めて感じる。

魚も量も種類も多い。水面でバシャバシャやると逃げてしまうが、深く潜ると一緒に泳いでいるような感覚になる。アイダは珍しい魚を見つけるのがうまい。岩に擬態している魚とか奥に隠れている珍しい魚を見つけて教えてくれる。さすが熟練者だ。

そして、もう一つスキューバの魅力。無重力状態になること。最後のダイブでやっと空気の調節具合が分かったのだが、ちょうど中性浮力になると無重力状態になる。上も下も右も左も海。浮いている。ちょっと動くとスゥーとゆっくり進む。これがなんとも言えない心地よさだ。飛んでいるような気分。宇宙もこんな感じなのかなとも思った。

最後のダイブにして、最高のダイブだった。

ダイビングは精神面によところがすごく大きいということが分かった。

知識と経験、そして万全の装備なくしてダイビングは楽しめない。

不安要素をすべて取り除いて初めて感動するゆとりが出来る。

これからダイビングされる方は体験ではなく、ちゃんと免許を取ることとと、日本人インストラクターがいるところで取ることをお勧めします。

パプアはとにかく適当なのでいろいろ心配だし、危険です。

でも、最終的にはとてもいい経験ができてよかったです。いつも山に篭っていたので、いいリフレッシュになりました。

9/17~21 涙のスキューバダイビング 3M 編

お久しぶりです。ターム3が終わり、現在約1週間のターム休み中です。

この休日を利用してスキューバダイビングの免許を取りに行きました。

場所はココポにあるラポポというリゾートロッジです。メンバーは私と、オイスカの村落開発普及員、Hの2人です。

初めてそこに行ったが、建物も眺めもめちゃくちゃきれいで、宿泊しているのはみんな白人で、本当にここはココポか?と疑いたくなるようなところだ。任国外旅行の気分を味わえる。

ひとす&H 「おー外人だぁ!」

パプア人も外人だが、普段見慣れているので外人と思わないのだ。すでに二人ともパプア人化が進んでいるようだ。

ここまではのん気な二人だが、パプアでの免許取得は甘いものではなかった!!

【一日目】
外人のオーナーが出てきて英語でペラペラしゃべってきた。なんとか聞き取れたが、すでに必死。一抹の不安がよぎる。

午前中

ボートで無人島へ。島の周りに船を止めた。他のダイビング客はダイビングをして、俺らヒヨッコ達はシュノーケリング。

船の上からでも海の底が見えるほどの透明度で、島の周りはサンゴにビッチリ囲まれており、魚の量も多い。

沈没船も沈んでいて、素もぐりでも中を覗くことができた。

その後ポイントを移動して再びシュノーケリング。ここはサンゴがとても大きい。まるで大きな岩のよう。魚はさっきよりも多い。

P9172990もう、お腹いっぱい!十分楽しんだ。

「こんだけ楽しめたら、スキューバ いらなくね?」

二人の意見は一致した。

午後の部。

指導者はパプアと中国のクオーターのアイダさん。名前も日本人っぽいが、顔も日本人っぽい。日焼けしまくったちょっといかついおばちゃん。

機材をピジン語で説明しながら、装着していく。

英語と違って、ピジン語は簡単だ~あぁよかったよかった。だけどなんか説明少ない気が・・・!?

付け終わり、海に入る。となりに外人夫婦も一緒にいる。

ガイジン「今日は沈没船見に行くらしいな。」
ひとす「へ~そうなんだ。え?俺らも?」

5人で海に入ると、外人夫婦はどんどん進んでいく。

おい、待ってくれ。苦しいぞ。のどがカラカラだ。フィンが全然合ってないぞ。進まん。頭がタンクに当たって、首が回せん!

H隊員はアイダと手をつないでいる。なんかトラブったのか?それとももうデキているのか?年上キラーやからなぁ。

(あとから聞いた話によるとHはいきなり水中に入って、アイダとジャケットの交換をしていたらしい。訳が分からなくてパニクりまくったらしい。そりゃそうだろ!)

俺はどうすればいいんだ?外人についていくのか?よしGO!

はぐれた。

とりあえず浮上か。

アイダが怒っている。俺に怒っているらしい。

「勝手に行くんじゃねえよ!おめえらがなんかあったらあたいの責任なんだよ!空気残量200切ったら沈没船までいけねえぞ!みんな空気残量いくらだ!?オラぁ!」

「150」
「170」 etc.

「よし、スピードあげるぞ!はぐれんなよ!」

「行くんかい!!?あ~しょっぱなから怒られたし・・・怖いわぁ。てかCB?BC?(空気調節機能つきジャケット)全然言うこと聞かんぞ。おれだけ、浮いたままやん。。。」

アイダが助けてくれた。しかし、依然として要領がなかなかつかめないでいる。

「おーめっちゃ苦しいぞぉ。上下左右のコントロールが出来ひんし。視界狭いし。吸ってんのに苦しいわぁ。バタ足進まん。ゴーグルが顔に食いコンドルし!おいっ!いてっ!ニモが唇つついとるやん!やめて!やめてぇぇ!」

P9173010「ニモさん。かわいい顔して突っつきます。」

そうこうしているうちに沈没船が見えてきた。ここで水深10mくらい。

「おお、でけぇ。」    

沈没船、サンゴ、魚、すべてすばらしい。夢の共演だ。

しかし、楽しめていない自分がいる。

苦しい。。。怖い。。。死ぬぅぅぅぅ。

とちゅうでライオンフィッシュという珍しい魚に出会った。

日本名は小林幸子。派手な衣装を身にまとった魚。毒があるので注意。

こういう綺麗な魚や、綺麗な海じゃなかったら、とっくにリタイアしていただろう。

魚達に励まされながら、がんばって泳ぐ。岸にたどり着いたころにはもうヘトヘト

正直ベース、3M。(正直に言うと、マジ、もう、無理。)

二人の意見は一致した。

つづく。

9/3 特に読む価値のない雑記

光陰矢のごとし。時が経つのが早い。気づいたらもう九月だ。気候が常に一定だと時間の感覚が日本にいたときと違う。

日本はまだ暑い日が続いているんでしょうか。

こちらは熱帯地方に属するが、案外そうでもない。

少し山だからということもあるが、朝と夜は少し寒いくらいだ。

乾季ももう終わったのかな。にわか雨がよく降るようになった。

さて、近況はというと、相変わらずコンピューターの授業をせっせとやっています。

コンピューターは試験に関係のない科目なので生徒もサボったり、遅刻したり、授業中にソリティアしたり、ピンボールする生徒がいる。
そういうやつに限って、同じ質問も何回もしてくる。はぁーとため息をつきたくなる。

しかし、その原因は自分にもある。

生徒が興味を持てる授業、生徒のレベルにあった授業、わかりすい指示、生徒の注意の仕方 などなど

自分の授業には改良の余地がまだまだある。

あとは心の持ちよう。ダラダラとした行動にいちいち腹を立てていては駄目だ。言うことを聞かない生徒を叱るよりも、よく聞いて出来る生徒、手伝いをしてくれる生徒を褒めることが大事だ。

クラスの雰囲気がよくなるし、自分的にも心が落ち着く。

さて、話は変わって、先週、犬のコロン(メス6ヶ月)が病に罹った。

いつもガツガツ腹がパンパンになるまで食うのに、エサをまったく食べなくなったのだ。下痢もするし、吐く。しまいには血の下痢、どす黒い液体の下痢まで出てきた。しかもものすごい悪臭。どうしたものかと困っていると、下痢のなかにうごめく糸のような虫を発見した。寄生虫だ。早速薬を買ってきたが、その頃には治っていた。自らで克服したらしい。一応、寄生虫を殺す薬は定期的にやらんとだめらしいからやっておいた。

なんのせ生きててよかった。

コロンは最近夜吠えるようになった。なかなか頼もしい。

夜、屋根に石が当たっているのか大きな物音がしたり、チャイニーズ!タイワン!とかってスパークマンギー(酔っ払い)が窓から話しかけてくるから怖いのだ。

柵を作ってくれと頼んだが、「Oh, My san. I’ll do it tomorrow,」 と言って何もしてくれない。何回言っても同じ。さすがPNG。

ちなみに日本語の授業も来るとか言って来ないやつ多数で、3回目にして、生徒が激減した。もちろん言うまでもなく時間通りには来ない。

PNG手ごわいわ。

この前、うちの生徒がラグビーの試合後、他の学校(前とは別の学校)とまたトラブル起こしたらしい。懲りん奴らや。

ちなみにレイの大学では民族間のファイトにまで発展して3人死者が出たらしい。

PNGこわいわ。